M-BFクリーム(水いぼクリーム)について
M-BFクリームとは?
M-BFクリームは、伝染性軟属腫(水いぼ)のお子さまの肌をやさしくケアするために開発された医療機関専売のスキンケアクリームです。
水いぼそのものを直接「治す薬」ではありませんが、肌のバリア機能を整え、皮膚環境を健やかに保つことで、水いぼが改善しやすい環境づくりをサポートします。
痛みを伴わないため、
- 水いぼをピンセットで取るのが苦手なお子さま
- 数が多く、一度に除去が難しい方
- 肌が乾燥しやすく、アトピー性皮膚炎を伴う方
にも選択肢の一つとなります。
このような方におすすめです
✓ 水いぼを痛い方法で取りたくない
✓ 水いぼがたくさんある
✓ アトピー性皮膚炎・乾燥肌がある
✓ 保育園・幼稚園・プールへ通っている
✓ 自宅でできるケアを希望している
M-BFクリームの特徴
① 痛みなく使用できます
ご家庭で毎日塗るだけなので、お子さまへの負担が少なく、治療への恐怖心もありません。
② 肌のバリア機能をサポート
乾燥した肌では水いぼが広がりやすくなることがあります。
M-BFクリームは保湿を行いながら皮膚環境を整えます。
③ 銀イオン配合
銀イオン(Ag)は古くから衛生管理にも利用されており、肌を清潔に保つことを目的として配合されています。
④ 天然保湿成分「サクラン」配合
サクランはスイゼンジノリ由来の天然保湿成分です。
非常に高い保水力をもち、乾燥しやすいお子さまの肌をやさしく保護します。
使用方法
1日2回(朝・夜)を目安に、水いぼのある部位とその周囲へやさしく塗布してください。
入浴後は皮膚が清潔な状態となるため、特におすすめです。
継続して使用することが大切です。
効果が期待できるまで
個人差がありますが、
2〜3か月程度継続することで改善がみられる方が多くいます。
最短で2週間、通常2か月前後で塗布した水いぼのところが赤くなってきますが、それが効果が出始めたサインです。
赤くなってきたら、それから1か月前後で徐々に消えていきます。
水いぼは自然に治る病気でもありますが、改善まで半年〜数年かかることもあります。
M-BFクリームは、その期間中のスキンケアとしても役立ちます。
当院での考え方
当院では、水いぼの治療は患者さんやご家族のご希望に合わせて選択しています。
- 経過観察
- ピンセットによる摘除(ペンレスⓇテープを貼付した上で)
- M-BFクリームによるスキンケア
など、それぞれのメリット・デメリットをご説明したうえで、一緒に治療方針を決定いたします。
無理に摘除をおすすめすることはありませんので、お気軽にご相談ください。
注意点
- 治る過程で炎症が強い部位は、赤みが強く、かぶれた様にみえたり、時には浸出液が出て化膿した様に見えたりする場合がありますが、免疫反応が強く働いているためですので、そのまま使い続けてください。それは治る前の反応ですので、かゆみが強い場合には、ご相談いただき、かゆみ止めやステロイドの外用を併用しても問題はありません。
- 銀は紫外線に弱く、直射日光が当たると短時間で効果が弱まってしまいます。直射日光が当たる腕や足など衣類で覆えない部位には、夜のみ塗布してください。
よくある質問
Q. 水いぼは必ず取った方がいいですか?
いいえ。
自然に治る病気のため、必ず摘除しなければならないわけではありません。
生活環境や個数、ご希望を考慮して治療方針を決めます。
Q. M-BFクリームだけで治りますか?
水いぼそのものを直接殺す薬ではありません。
皮膚環境を整えることで、自然治癒をサポートすることを目的としています。
Q. アトピー性皮膚炎でも使用できますか?
はい。
乾燥肌やアトピー性皮膚炎のお子さまにも使用しやすいよう開発されています。
Q. いつまで塗ればいいですか?
水いぼが改善するまで継続していただくことをおすすめします。
診察時に改善状況を確認しながらご案内いたします。
Q. 副作用はありますか?
一般的な保湿クリームと同様、まれに赤みやかゆみなどの刺激感が生じることがあります。
症状が続く場合は使用を中止し、ご相談ください。
費用
M-BFクリーム(15g)
2,200円(税込)
※自費診療となります。
まとめ
M-BFクリームは、水いぼを直接除去する治療ではなく、皮膚のバリア機能を整え、自然治癒をサポートするスキンケアです。
「痛みの少ない治療を希望したい」「まずは自宅でできるケアから始めたい」という方に適した選択肢の一つです。
水いぼの数や症状、お子さまの年齢や生活環境に応じて最適な治療をご提案いたしますので、お気軽に西新井みずの皮膚科クリニックまでご相談ください。
※本記事は、当院院長が医学的知見と日常診療をもとにまとめています。
西新井みずの皮膚科クリニック
院長 水野 謙太
日本専門医機構認定 皮膚科専門医
